今年の8月末で退居する旨を伝えたのが、5月末。
気持ちの整理がついたようで、ついていないような。もともと優柔不断な性質ではある。診断テストでも、”どちらでもない”、に一番チェックを付けてきた。
ただ、少しずつ荷物を減らして、なんとかあと1ヶ月でLCCの持ち込み手荷物の限度、7kgには収まると思う。
掛け布団は早い時期に処分したし、冬服もほとんど処分した。年内に帰国するかどうなるか、今はわからない。
あるいは開始早々挫折して1週間程度で帰国するかもしれない。
youtubeのチャンネルを持っていて撮影でもする目的があるのなら、嫌なことがあっても引力が働くかもしれないが、僕には何もない。このブログもtwitterも、アカウントを取っただけのinstagramもいつでもやめることができる。
現にこれまでにも何度もアカウントを削除してきた。
だけれども、これが最後になると思う。いずれこのことも書けたらと思う。
空港での待ち時間、長時間の移動中、就寝前。書く(打つ)時間は十分あるだろう。
23年7月24日
ノートPCの画面下左端に35℃の表示。屋外は酷暑です。だと。今朝洗濯してよかった。
シーツを洗うのは今回が最後。1週間に1枚ずつ捨てていく。昼前に米を炊いた。あと残り5合あるかないか。
卵はないが、買っても1パック。塩と砂糖は捨てることになるだろう。
衣類や電気スタンドや外付けHDD(あんな動画も)は躊躇なく捨てることができたが、食べ物を捨てるのは罪悪感がある。
沁みついてしまった性質だ。この美徳の結果。107kg。旅をしながら減量できればいいのになぁ。
まあこの暑さ、酷暑、大暑が8月の初旬に収まったとして。退居まで1ヶ月。この夏の18切符は諦めた方がいいか。
18切符。去年は、ここ大阪から山口へ行き、関門トンネルを歩き、山口県から福岡県をまたいで、ちょっとした達成感があった。
帰り、広島の宮島をフェリーで行った。広島は母の故郷。宮島の郵便局ではがきを出した。お土産も買った。
父の故郷である岡山には何度も行った。大阪のスーパーでは岡山産の桃やブドウを見かけたことは一度もなかったが、
岡山のイオンには岡山産の果物や野菜があった(まあ当然か)
以前父が口にしていた、さしみこんにゃくが美味しいということをずっと覚えていて、岡山のイオンで見つけた時、うれしかった。
今ではAmazonなどがあるからわざわざ現地まで行かなくても贈れるのだが、こういうのは手渡しがいい。(というのももう古過ぎるのかな。)
何度か渡したが、味がどうであったか、後日伝えられたことは一度もなかった。手紙も何度か書いたが返事は一度もなかった。
こちらの一方的な行為なのだから、返答を期待することはおかしいとは、思う。
岡山駅から乗り換えて瀬戸内海の上を電車が走る。たくさんの小さな島々。香川でうどんを食べた。
今春には18切符を2回分残しておいて、成田空港駅まで乗った。ジェットスター、成田発台北行き。関空発の方が断然便利ではあるのだけれど、成田発の方が安かったし、時間も圧倒的に短かった。というより関空発の場合、一旦成田へ行き、そこで数時間滞在して、総時間は16時間くらいだったと思う。
半年ほど前のことなので、今はどうか知らない。peachだと関空発でも3時間ほどで行けると思う。とにかく、大阪からいったん成田まで行く工程にしたのは、安さもあったが、会っておきたい人がいたこともあった。
台北。道を尋ねると、ほんとに親切に教えてくれた。スマホを片手に道を尋ねるのもどうかと思うが、台北市内でもフリーWi-Fiは不安定だった。
人も優しくて、食べ物はどれも口に合う(飲み物は僕には甘過ぎた。豆乳も甘くて苦手だった)
あまりにも快適だった。この時の反省点は、ケチらずにSIMカードを購入すべきということ。台北の場合は空港でも高くなかった。
1週間ほど経って旅に慣れた頃、洗濯物が溜まった頃、コインランドリーで初老のおじさんと会った。
投入する洗剤の小袋の封を切ることがうまくできずにいたので、僕は英語で声をかけた。それから洗濯が終わるまでの30分くらい、おじさんと話した。
台北での暮らし。家族のこと。仕事のこと。近くのホテルで一人暮らしされてて、年金で悠々自適という感じではあったけれど、ホテルのクリーニングではなく、こうしてコインランドリーを利用されていることの理由はわからない。
ほどなくしてコインランドリーの女性の店員さん(あるいはオーナーさんだったか)が出てこられ、話に加わった。途中で奥に行かれて、戻ってきて、
常連であろうおじさんにはたくさんの小袋の洗剤をそして僕にも一つ洗剤をくれた。
旅先では知らない人と話すことに壁がないのが不思議だ。日常だと隣人の顔や名前を知らないことも普通だったのに。
ドラクエウォーク。
数日前にアンインストールした。もう一度入れようかと何度か思ったりしたし、今も少しはあったのだけれど、こうして今この記事を書くことで、もういいかと思う。
やめる理由付けとして最有力なのは、言葉にできないほどの車窓を横目に、ただただスマホを観ては画面をタップしていることは、かなしいことだし、おぞましいことだったと思ったから。それが50過ぎたデブだったらなおさらだ。ずっと取りつかれたようにツボを割っていたもの。
それと、首里城など深い歴史がある場所をスマホを片手に訪れるのも、現地の人には失礼だったと思う。
JRの駅から離れていた為に、原爆ドームは行かなかったが、画面上の原爆ドームをタップしてスタンプを取り、すぐ引き返すということは、旅のスタイルとしても、哀しいことだと思う。僕のドラクエウォークの場合は、課金は一度もしなかったものの、かなり時間を割いてきたので(やり込んでいるのとはまた違うが)、時間の使い方として、もったいなかったと思う。どのアプリも適度に遊ぶ分にはいいと思う。
海外へ行く場合はスマホがあった方が便利だし(勿論SIMカードが入った状態で)、今の時代だと必需品だと断言する方もいる。
僕は旅慣れているわけではないが、確かにスマホを知ってしまってからは、持たない選択は難しいと思う。
それでも極力は使わない時間もいいと思う。電車内でも上空でも窓から映る景色があるのならなおさら。
旅のスタートはベトナムになるだろう。バインミーが食べたいのだ。
野菜不足の毎日が続いたので、昨日は20パーセント割引シールが貼られたミックス野菜を買ってしまった。それくらい野菜を欲しているのだ。
18切符と下関フェリーの組み合わせ(今なら2等割引)で釜山スタートの選択肢もあったし、台北も高雄もよかった。
韓国料理が食べたければ鶴橋に行けばいいし、台湾はあまりにも満足度が高く、最初に持ってくると後がつらいかもしれないのと、今回の旅には何か違う気がした。
ベトナム。ハノイかチェンマイか。その次はラオスかカンボジアか。
まだ決めてはいない。そして、旅系youtubeを観るのもあえて控えておきたい、とも思っている。
とりあえず30日有効のベトナム用と東南アジア数カ国30日有効のSIMカードがすでに手元にある。そして、先日発表されたpovoが8月から海外での使えるとの発表も後押ししてくれた。
自分探しなどと冗談でもいえる歳ではない。人生だとか何かとかそんなことをいえる生き方をしてきたわけでもない。
ただ、ここのところの日常が生きてるのかどうなのかわかんないままだった。
あるいは、そんなことが何年も何十年もずっと続いていたので、もうわからなくなっていたのかもしれない。
・・・っていうようなことも、自分だけが特別ということが間違っているということに気付いているだけまだマシではあると思う。
とにかく、旅の準備はできつつある。あとは航空券だけ。
17時を回ったところ。まだ暑い。